何処へ向かって

 思春期と呼んだらいいのか、地面から顔を出した新芽のように弱弱しく社会を眺めた時期がある。17歳くらいの頃だ。それから実社会に出るまでの間、考えれば考える程未知なる未来に怖気づいていた。40に手が届いたころだったろうか、当時の気持ちを振り返り人生の半分を生き切ったような安堵感のようなものがあった。

 同時に体力的に若くはない自分を感じ始めたのが40台。そういう意味で40歳と言うのは節目なのかも知れない。50台となると老いを近くに感じずにはいられない。衰えゆく肉体。老後ということも頭を過るようになる。人生の中間地点を過ぎ、17歳のあの頃に似た怖気を感じる。未来に向かって、ではあるが、終着に向かってだ。

 昨日は疲れ過ぎてシャワーも浴びずに寝てしまい深夜に起きてシャワー後に書いている。文学少女ではなかったが若い頃は今より本を読んだ。忙しい日々に忘れていた習慣だったが最近本を読みたいと思う。自分以外の誰かの人生を垣間見る。そこに私の知らない何かがある。人生の何かが。