ほころび ほころぶ

 魚の小骨が喉にひっかかるようなそんな些細な感覚が心の中にある。それはきっとこれまで重ねて来た日々の、いや、私という人間の小さな綻びなんだと思う。

部分的に痛んだ生地がいつか大きな裂け目となってしまうような小さな綻び。

 ライフワークや趣味、そして恋人、私の生活、私の生を成すあらゆることに一度真摯に向き合ってみたい。独りではなく誰かと共に生きていくために。

 強がらず、強くありたい。うた、はあらゆるものの上にやさしく降っている。そのうたに耳を傾けて。